白内障手術の流れ
01
点眼麻酔
白内障手術のほとんどは、目薬による点眼麻酔で行われます。点眼麻酔により、患者さんは手術中に痛みをほぼ感じることなく、安全に手術が進められます。
02
前嚢切開(ぜんのうせっかい)
次に、水晶体を包む膜である水晶体嚢(のう)の前面に丸い切れ目を入れます。この過程は「前嚢切開」と呼ばれ、顕微鏡で手元を確認しながら行う精密な作業です。
03
水晶体超音波乳化吸引術
水晶体嚢の切開部から専用の器具を挿入し、超音波の振動で白内障によって濁った水晶体を細かく砕きます。その砕かれた水晶体を吸引し、嚢の中をきれいにします。
04
眼内レンズ(IOL)の挿入
最後に、空になった水晶体嚢の中に人工の眼内レンズを挿入し、適切な位置に固定します。