- 白内障は薬で治療できないですか?
-
白内障には点眼薬がありますが、白内障を改善するものではなく病気の進行を遅らせるために使用されます。白内障治療は手術が選択肢となります。
- 痛くありませんか?
-
点眼麻酔や局所麻酔を行います。始めから終わりまでほとんど痛みを感じることは無く、触られている感覚が残る程度です。だいたい9割の患者さんは痛みがなく手術を終えられます。残る1割の方も我慢できる程度とのことです。
- 手術をするタイミングはいつがいいですか?
-
白内障を患っていてもすぐに手術が必要とは限りませんが、放置しておくことで水晶体が固くなったり、緑内障を併発したり、手術に負担が増える場合もあります。視力が0.7以下になった場合、日常生活に支障が出ている場合、早めに手術を受けることをお勧めします。
- 手術後白内障は再発しますか??
-
白内障は、手術で眼の中の水晶体を取り除くので、水晶体の混濁による再発はありません。しかし、術後に、水晶体が入っていた袋(後嚢)が濁ってくる場合があります。白内障が再発したように感じますが、これは後発白内障と呼ばれ、レーザー治療により治療が可能です。手術から数カ月、数年が経過して、見え方に異常を感じたら後発白内障の可能性がありますので、当院へお越しください。
- 手術後の通院について
-
術後は、術後3日、1週間、2週間で通院いただきます。その後は経過を見て行います。
- 白内障手術費用について
-
年齢や保険の種類によって、費用は異なります。
1割負担の場合・・・約20,000円
2割負担の場合・・・約40,000円
3割負担の場合・・・約60,000円※上記が白内障手術費用の目安となりますが、「選ぶレンズの種類(保険適用の有無)」によって自己負担額が変動します。
- 単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズではどちらがおすすめですか?
-
単焦点眼内レンズは、「遠く」または「近く」のどちらかにピントを合わせるレンズです。一方に焦点が集中するため、もう一方を見る際には眼鏡が必要になります。眼鏡に頼らない生活を希望する方には、多焦点眼内レンズをお勧めします。多焦点眼内レンズを希望される場合は、眼の状態や他の疾患、生活スタイルや仕事に応じて、医師とご相談ください。
- 多焦点眼内レンズは、メガネがいらなくなるのですか?
-
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと比べて、ピントが合う距離が複数あるため、眼鏡に依存する頻度をかなり減らすことができます。しかし、レンズの種類によっては、暗いところで見えにくくなることや、「ハロー」「グレア」といった光がにじむ症状が現れることがあります。
王寺ステーション眼科では、「ハロー」「グレア」の軽減、5つの距離にピントが合う最新の5焦点眼内レンズを導入しています。
- 両目とも手術を受ける場合、同じ日に両目同時に手術をするのですか?
-
当院で手術を受ける場合、片眼ずつ手術を行います。最低でも1週間程度の間隔を開けて手術を受けていただきます。