白内障手術 実績7,000件以上
王寺ステーション眼科では、これまでに7,000件を超える白内障手術を行っており、多くの患者さまにご満足いただいております。
豊富な経験と、お一人おひとりに合わせた丁寧な診療と安全な手術を心がけております。
日帰り白内障手術
眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。早い人では50歳ぐらいから症状が現れることもあります。一方、年齢にかかわらず発症する若年性白内障は、眼内に炎症が生じるぶどう膜炎や、糖尿病、アトピー性皮膚炎などと合併して起こります。このほか、生まれつき水晶体に濁りがある先天性、けがや衝撃による外傷性、網膜剥離などほかの目の病気に続いて起こる白内障もあります。
白内障で水晶体が濁り始めると、光が散乱するため、目がかすんだり、物が二重に見えたり、明るいところでまぶしく感じるなどの症状が現れます。進行すると視力が低下し、眼鏡を掛けても物が見えにくくなります。
透明な水晶体は光を十分に通します。
水晶体がにごり、光が通りにくくなります。
白内障手術 実績7,000件以上
王寺ステーション眼科では、これまでに7,000件を超える白内障手術を行っており、多くの患者さまにご満足いただいております。
豊富な経験と、お一人おひとりに合わせた丁寧な診療と安全な手術を心がけております。
白内障は投薬や通院で完治するものではありません。
進行した白内障に対して、濁った水晶体を取り出し、眼内レンズ(アクリルなどでできた人工レンズ)に置き換える手術が白内障手術です。白内障手術の安全性は向上しており、患者さんの年齢や体調によっては入院せずに日帰りで行うことも可能です。
白く濁った水晶体を取り除き、アクリルなどでできた眼内レンズに置き換える手術を行います。 手術は短時間で終わり、日帰り手術が可能です。
濁った水晶体を取り除き、眼内レンズに置き換えます。
1.切開
します。
2.にごった水晶体を
砕いて吸い出します。
3.眼内レンズを
挿入します。
01
点眼麻酔
白内障手術のほとんどは、目薬による点眼麻酔で行われます。点眼麻酔により、患者さんは手術中に痛みをほぼ感じることなく、安全に手術が進められます。
02
前嚢切開(ぜんのうせっかい)
次に、水晶体を包む膜である水晶体嚢(のう)の前面に丸い切れ目を入れます。この過程は「前嚢切開」と呼ばれ、顕微鏡で手元を確認しながら行う精密な作業です。
03
水晶体超音波乳化吸引術
水晶体嚢の切開部から専用の器具を挿入し、超音波の振動で白内障によって濁った水晶体を細かく砕きます。その砕かれた水晶体を吸引し、嚢の中をきれいにします。
04
眼内レンズ(IOL)の挿入
最後に、空になった水晶体嚢の中に人工の眼内レンズを挿入し、適切な位置に固定します。
白内障手術は、実際にはどのような流れで進むのでしょうか。
ここでは、代表的なスケジュールの一例をご紹介します。
手術当日は洗髪ができません。前日までに済ませておきましょう。
手術後は見えにくさや違和感があるため、ご自身での自動車・自転車の運転は控えてください。
手術後は洗顔ができないため、化粧や整髪料は控えてください。
眼帯をつけたまま着替えるため、ゆったりとした楽な服装が便利です。
また、消毒液等で汚れる可能性があるため、汚れても大丈夫な服装でお越しください。
食事:手術の開始時間によってことなります。医師の指示通りお願いいたします。
飲水:2時間前までに済ませてください。
01
ご来院・受付
指定された時間に受付をお済ませください。
補聴器は、必要に応じて外す場合があります。
02
前室での準備
トイレを済ませ、手術用の帽子・エプロンなどを装着します。
緊張される方にはリラックスできるよう配慮いたします。
手術室にて、氏名・手術内容を確認後、消毒・洗眼を行い、白内障手術を開始します。
目をこすったり、ぶつけたりしないようご注意ください。
点眼薬は医師の指示通りに使用してください。
急激に視力が落ちたり、見え方に異常を感じた場合は、すぐに医療機関へ連絡してください。
感染予防のため、洗顔や洗髪は医師の許可が出てから再開してください。
固く絞ったタオルで顔を拭くことは可能です。
目への刺激を避けるため、術後1週間は控えましょう。
眼内レンズには、単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズの2つのタイプがあります。
人の目は、近くにも遠くにも焦点を合わせられる仕組みになっていますが、単焦点眼内レンズは、そのいずれか一方の焦点にしかピントを合わせることができません。そのため手術後も近視用の眼鏡や老眼鏡で矯正する必要があります。
一方、多焦点眼内レンズは、遠近両方にピントを合わせることが可能です。このレンズを選択することで、眼鏡を使用する頻度を減らすことができます。ただ、保険適用外となるため経済的負担が大きいと言えます。
眼内レンズは手術後のライフスタイルに合わせて最適なものを患者さんご自身に選んでいただくことが大切です。そのため、検査だけで決めるのではなく、どのような見え方をご希望されているかお話しを聞いたうえで、選択肢を提案いたします。
近方または遠方など、どこか1ヵ所にピントを合わせる単焦点眼内レンズは、ピントが1つの眼内レンズです。眼内レンズの度数を調整するとことで、遠くや手元など1つの距離にピントを合わせることができます。
多焦点眼内レンズにはさまざまな種類が開発されています。2焦点眼内レンズは遠方と近方など二つの距離にピントが合います。3焦点眼内レンズは遠方と中間、近方の3点にピントが合います。また、遠方から手元まで連続的にピントが合う多焦点眼内レンズもあり、自然な見え方を得ることができます。
多焦点眼内レンズにも種類があるため、日常生活やビジネスシーンを考えて自分の生活の中でどの距離を見ることが多いか、どのような見え方を希望するかを具体的にイメージして眼内レンズを選択することが大切です。
手術に関わる費用は眼内レンズの種類で変わります。単焦点眼内レンズを使用する通常の白内障手術は全額保険適用です。また、2020年4月から眼鏡装用率の軽減効果を有する多焦点眼内レンズを使用する白内障手術は、厚生労働省が定める選定療養の対象となりました。
選定療養の場合、白内障の手術費用は保険診療で扱い、多焦点眼内レンズの代金のみ自費でのご負担となります。
白内障には点眼薬がありますが、白内障を改善するものではなく病気の進行を遅らせるために使用されます。白内障治療は手術が選択肢となります。
点眼麻酔や局所麻酔を行います。始めから終わりまでほとんど痛みを感じることは無く、触られている感覚が残る程度です。だいたい9割の患者さんは痛みがなく手術を終えられます。残る1割の方も我慢できる程度とのことです。
白内障を患っていてもすぐに手術が必要とは限りませんが、放置しておくことで水晶体が固くなったり、緑内障を併発したり、手術に負担が増える場合もあります。視力が0.7以下になった場合、日常生活に支障が出ている場合、早めに手術を受けることをお勧めします。
白内障は、手術で眼の中の水晶体を取り除くので、水晶体の混濁による再発はありません。しかし、術後に、水晶体が入っていた袋(後嚢)が濁ってくる場合があります。白内障が再発したように感じますが、これは後発白内障と呼ばれ、レーザー治療により治療が可能です。手術から数カ月、数年が経過して、見え方に異常を感じたら後発白内障の可能性がありますので、当院へお越しください。
術後は、術後3日、1週間、2週間で通院いただきます。その後は経過を見て行います。
年齢や保険の種類によって、費用は異なります。
1割負担の場合・・・約20,000円
2割負担の場合・・・約40,000円
3割負担の場合・・・約60,000円
※上記が白内障手術費用の目安となりますが、「選ぶレンズの種類(保険適用の有無)」によって自己負担額が変動します。
単焦点眼内レンズは、「遠く」または「近く」のどちらかにピントを合わせるレンズです。一方に焦点が集中するため、もう一方を見る際には眼鏡が必要になります。眼鏡に頼らない生活を希望する方には、多焦点眼内レンズをお勧めします。多焦点眼内レンズを希望される場合は、眼の状態や他の疾患、生活スタイルや仕事に応じて、医師とご相談ください。
多焦点眼内レンズは、単焦点眼内レンズと比べて、ピントが合う距離が複数あるため、眼鏡に依存する頻度をかなり減らすことができます。しかし、レンズの種類によっては、暗いところで見えにくくなることや、「ハロー」「グレア」といった光がにじむ症状が現れることがあります。
王寺ステーション眼科では、「ハロー」「グレア」の軽減、5つの距離にピントが合う最新の5焦点眼内レンズを導入しています。
当院で手術を受ける場合、片眼ずつ手術を行います。最低でも1週間程度の間隔を開けて手術を受けていただきます。
1年間に支払った医療費が10万円を超える方は確定申告をすれば税金の還付が受けられます。多焦点眼内レンズを使用する白内障手術も医療費控除の対象となります。手術を受けられた方には領収書を発行していますので、大切に保管し確定申告の際にご提出ください。詳しくは管轄の税務署にお問い合わせください。
生命保険・医療保険に加入されている場合、ご契約内容および生命保険会社によっては、手術給付金が支給される場合があります。 詳しくはご加入の保険会社にお問い合わせください。