結膜弛緩症
結膜弛緩症
結膜弛緩症とは、涙の通り道になる部分の結膜(白目)が弛緩する(たるむ)病気で、中高年に非常によくみられます。
涙は、上まぶたの外側の奥にある涙腺というところで作られ、目の表面を通り、目の内側にある小さな穴(涙点)から、鼻の奥の方へと抜けていきます。
結膜弛緩症では、下まぶたの縁にたるんだ白目が存在するため、涙の通りのじゃまになり、涙がうまく流れていかなくなるので、涙目を訴える方が多いのです。
よく充血する場合、ドライアイがある場合は、炎症をおさえる薬や人工涙液・ヒアルロン酸の目薬をします。
症状が強い場合には、手術で緩んでいる結膜を切除します。
点眼麻酔で行いますが、術中に痛みがある場合は、別の局所麻酔を追加します。
溶ける縫合糸を使用しますが、術後1~2週後に糸が残っている場合は、抜糸をします。