小児の近視抑制治療(低濃度アトロピン点眼薬)|奈良県北葛城郡【王寺ステーション眼科】

  • 〒636-0002 奈良県北葛城郡王寺町王寺2-4-7
    王寺クリニックスクエア4F

小児の近視抑制治療(低濃度アトロピン点眼薬)

MEDICAL

小児近視の進行を抑えるために

小児の近視抑制治療

当院では「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」による近視抑制治療を行っています。

お子さまの近視の多くは、「眼軸長(がんじくちょう)」と呼ばれる眼球の長さが伸びることで進行する「軸性近視」と呼ばれるものです。
この眼球の伸びは一度進んでしまうと、元に戻すことはできません。
そのため、眼球の伸びを早期に抑制することが、将来的な近視の進行を防ぐためにとても重要とされています。

当院では、低濃度アトロピン点眼薬「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」を用いた治療を行っています。
この薬は、2024年12月に厚生労働省から製造販売承認を受け、2025年4月21日より日本で初めて「近視抑制」を目的として正式に承認された点眼薬です。

MEDICAL

リジュセア®ミニ点眼液とは?

  • 防腐剤を含まない、1回使い切りタイプの安心設計
  • 5歳~15歳の小児の近視進行抑制を目的とした点眼薬
  • 参天製薬とシンガポール国立眼科・視覚研究所(SERI)による共同開発
  • 日本国内での臨床試験でも、偽薬(プラセボ)と比べて近視の進行や眼軸長の伸びを有意に抑制する効果が確認されています。
  • 1日1回寝る前に点眼することで、近視の進行をおさえる治療薬です。
MEDICAL

低濃度アトロピン点眼薬とは?

  • 低濃度アトロピン点眼薬は、お子さまの近視の進行を抑える目的で使われる目薬です。
  • アトロピンには、眼球が大きく(長く)なるのを抑える働きがあり、近視の主な原因である眼軸長(がんじくちょう)の伸びを抑制することで、近視の進行を遅らせる効果があるとされています。
    ただし、近視を完全に止めたり、治したりするものではありません。
  • 0.025%や0.01%といった濃度のアトロピン点眼薬は、海外だけでなく日本国内の小中学生を対象とした研究でも、安全性と近視抑制の有効性が確認されています。
MEDICAL

対象となる方

  • 5歳以上のお子様で軽度~中等度の近視の方
  • 治療プログラムに従った通院・定期検診が可能な方
  • 医師により適応と判断された方
MEDICAL

小児の近視抑制治療
リジュセア®ミニ(低濃度アトロピン点眼薬)の
治療費明細

健康保険適応外のため、検査・点眼薬は自費診療扱いとなります。

お薬代 4,380円(税込)
(30本分/1か月分)
診察・検査代 1,500円(税込)

※点眼薬の処方にあたって、別途、検査・診察代が必要になります。