プレミアム多焦点眼内レンズ
プレミアム多焦点眼内レンズ
プレミアム多焦点眼内レンズ「インテンシティ」は、遠方・中間距離・近方に加え、遠中(遠方と中間距離の間)、近中(中間距離と近方の間)の5つの距離にピントが合う、画期的な5焦点眼内レンズです。これにより、裸眼で快適な視界を得ることができます。5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は2019年にヨーロッパの安全基準である「CEマーク」を取得し、国内では2020年より自費診療として取り扱われています。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は、「遠方」・「中間距離」・「近方」だけでなく、「近中」・「遠中」にもピントが合わせることができるいやすい多焦点眼内レンズです。5つの焦点にピントが合うことにより、近方から中間、遠方まで、「連続してピントがスムーズに合う見え方」が実現されます。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は独自のレンズ構造により、光学的エネルギーロスを最小限に抑えています。従来の2焦点眼内レンズで約20%、3焦点眼内レンズで約12%だったロスが、インテンシティでは6.5%にまで低減され、見え方の質が大幅に向上しています。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は、瞳孔径に応じた光の配分が最適化されており、夜間や暗い場所でも見え方が良好です。
ハロー・グレアとは、夜間や暗い場所で光が滲んで見える現象です。5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は特殊な構造により、ハロー・グレアの発生を抑えています。夜間の外出や運転が多い方におすすめです。
単焦点眼内レンズ | 2焦点眼内レンズ | 3焦点眼内レンズ | 5焦点眼内レンズ | |
ピントの合う距離 | 遠・中・近のうちの1つの距離 | 遠・中・近のうち2つの距離 | 遠・中・近の3つの距離 | 遠・遠中・中・近中・近の5つの距離 |
メガネの必要度 | 高い | 高い~中 | 中~低い | 低い |
見え方の質 | 高い | 高い | やや低い | 高い |
ハロー・グレア | 起こりにくい | 起こる | やや起こりにくい | 起こりにくい |
夜間・暗い場所での見え方 | 良好 | 見えづらい | やや見えづらい | 良好 |
単焦点眼内レンズの場合、ピントが合う1つの距離以外を見る時には、高い確率で眼鏡が必要になります。対する多焦点眼内レンズでは、複数の距離にピントが合うため、眼鏡が必要になる機会が少なくなります。ただ、単焦点眼内レンズと比べると、コントラスト感度が低く、ハロー・グレアが起こりやすいというデメリットがありました。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は、多焦点眼内レンズのメリットをより大きくしながら、従来の多焦点眼内レンズにあったデメリットの軽減に成功したレンズです。眼鏡を極力掛けたくない方は選択肢の一つとして、ご検討ください。
矯正度数の幅が限られているため、強度近視(-6.0D以上)の場合には、インテンシティを選択できないことがあります。
他の多焦点眼内レンズほどではありませんが、40cm以下の近方では、多少の視力の落ち込みがあります。そのため、手元の細かい作業・読字などをする際には、眼鏡が必要になります。読書や新聞程度の細かい文字であれば、問題ないと言われる方がほとんどです。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は保険が適用されず、選定療養にも該当しないため、全額自己負担となります。保険の単焦点眼内レンズ、選定療養の多焦点眼内レンズを選択された場合と比べると、費用は高額になります。
5焦点眼内レンズ「Intensity(インテンシティ)」は、保険外の治療で、自由診療となります。
種類 | 片眼の費用(税込) |
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乱視無 | 550,000円 |
乱視有 | 600,000円 |
手術後2か月は診療費・薬代無料
名称 | インテンシティ(Intensity) |
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光学部デザイン | 5焦点回折型 |
焦点距離(ピント) | 遠・遠中・中・近中・近(∞・133cm・80cm・60cm・40cm) |
乱視矯正 | ◯(強度近視非対応) |
ハロー・グレア | 少なめ |
生産国 | イスラエル |
メーカー | Hanita Lenses |
素材 | 25%親水性アクリル素材 |
矯正範囲 | 10.0D〜30.0D(0.5Dきざみ) |